キティちゃんの声優が林原めぐみさんだったことはご存じでしょうか?これを聴いて驚いた人も多いですよね。実はハローキティは、誕生から今まで5人の声優が声を担当してきたんです。
林原めぐみさんはその中でも33年間という長い時間をキティちゃんに捧げてきましたが、2023年に突然卒業が決まりました。その知らせは一通の手紙で伝えられ、公式発表もないまま声優交代が進んだので、ファンの間では困惑と怒りが広がっています。
この記事では、キティちゃんの声優の歴史をしっかり振り返りつつ、林原さんの卒業の真相と、知られざる7つの事実を丁寧にお伝えします。キティちゃんが大好きな人も、アニメファンの人も、ぜひ読んでみてくださいね。
キティちゃん声優歴代5人の全貌

初代~3代目声優:サンリオ社員・白石冬美・小山茉美まで
キティちゃんは1974年に誕生しました。最初の声は、意外なことにプロの声優ではなく、サンリオの社員が担当していたんです。当時はキャラクターがたくさん喋るなんて今ほど当たり前じゃなくて、必要に応じて社内のスタッフが声を当てていました。素朴でほっこりするスタートだったんですね。
本格的に声優が起用されたのは1981年です。キティちゃん初の映画「キティとミミィのあたらしいかさ」で、2代目として白石冬美さんが声を担当しました。白石冬美さんは「リボンの騎士」のサファイア役や「パーマン」のパーマン5号役で知られるベテラン声優です。優しい声でキティちゃんを演じましたが、この映画一本だけの短い期間でした。
そして3代目には小山茉美さんが登場します。1989年頃から映画やハーモニーランドでキティちゃんの声を担当しました。小山さんは「Dr.スランプアラレちゃん」のアラレ役や「名探偵コナン」のベルモット役で有名で、ファンからは「本格的な初代」と呼ばれています。しかし、渡米で声優活動を休業することになり、次の声優にバトンを渡しました。
4代目声優:林原めぐみの33年間
1990年、キティちゃんの声は林原めぐみさんに引き継がれました。ここからが史上最長、33年間の担当期間の始まりです。
林原さんといえば、「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイや「ポケットモンスター」のムサシ、「らんま1/2」の早乙女らんまなど、誰もが知るキャラクターを演じてきた声優界のレジェンドです。耳に残る魅力的な声が特徴ですが、キティちゃんの声をやっていたなんて意外ですよね。
サンリオは「子どもの夢を壊さないため」にキティちゃんの声優を公式には明かしていませんでした。それでも林原さんは、ピューロランドやユニバーサルスタジオジャパンなど、いろんな場所で33年間キティちゃんの声を届け続けてきました。
5代目声優:新たな声の正体とAIの可能性
2023年11月1日、サンリオの公式動画でキティちゃんの声が変わっていることが分かりました。
でも、5代目の声優が誰なのか、今も公式発表はありません。ネットでは内田彩さん、花守ゆみりさん、平野綾さん、三森すずこさんといった名前が挙がっています。
面白いことに、AIが新しい声優じゃないかという話も出ています。これは林原さんがサンリオからもらった手紙に「AIや未来の在り方も大切に」と書かれていたのがきっかけです。サンリオがAIを活用した事業を進めているなら、キティちゃんの声がAIになる可能性もあるわけですね。
今の技術なら、キャラクターボイスをAIで作るのは十分可能です。まだ真相は分かりませんが、ちょっとワクワクする話題です。
林原めぐみ突然の卒業発表—真相と背景

手紙一通で伝えられた卒業通知
2023年11月1日、林原めぐみさんが自身のブログでキティちゃんの声優卒業を発表しました。
33年間も続けてきたのに、その知らせは一通の手紙だけだったんです。事前に相談とか対面での話はなく、ただ手紙で「卒業」と伝えられただけ。後でサンリオの社員が説明に来たそうですが、最初の手紙だけっていうのは、なんとも冷たい感じがしますよね。
林原さんもショックだったとブログで正直に書いていました。
公式発表なしの異例対応
今回の声優交代で一番驚くのは、サンリオが公式に何も発表しなかったことです。
通常なら、長年演じた声優が交代する時は公式サイトで告知があります。でも今回は林原さんのブログでしか分からなくて、サンリオは「キティちゃんはキャラクターが喋ってるだけ」というスタンスを貫いたみたいです。
この対応に、不信感を抱くファンもいたようです。
サンリオの事業戦略転換との関係
なぜ今、交代だったのか。それはサンリオの事業戦略の転換が関係しています。キティちゃんの50周年を前に、サンリオは新しい方向性を打ち出していました。具体的には、次の3つです。
- 国内から世界へ
- ファミリー層からZ世代へ
- AIとの共存
この方針で、キティちゃんだけでなく、「ミミイ役」の富永みーなさんや「ダニエル役」のたかはしごうさんも同じ時期に卒業しています。林原さんだけの話じゃなく、サンリオ全体の動きだったんです。でも、33年も頑張った声優への対応が事務的すぎたのは、やっぱり残念ですよね。
キティちゃん声優交代で起きた7つの驚き事実
ここからは、声優交代で起きた7つの驚くべき事実をご紹介します。
事実1:公式発表が一切なかった
声優交代は大きなニュースなのに、サンリオからの告知はゼロでした。林原さんのブログがなければ、ファンは理由も分からず混乱したままでした。
事実2:関連ニュース記事が謎の削除
林原さんの発表後、Yahoo!ニュースなどで記事が出ましたが、すぐ削除されました。ブログは残ってるのに、メディアだけ消えたのは不思議ですよね。
事実3:33年の功績が手紙一通で終了
33年もキティちゃんを演じた林原さんに、手紙一通で卒業を告げるなんて冷淡です。彼女自身「ショックだった」とブログで吐露しています。
事実4:過去の動画が全て非公開に
11月1日以降、公式YouTubeチャンネルから林原さん演じるキティちゃんの動画が全部非公開になりました。33年の歴史が消えたようで、ファンは不信感を抱き怒りをあらわにしている方もいらっしゃいました。
事実5:AIへの移行を示唆する発言
林原さんの手紙に「AIや未来の在り方も大切に」とあり、キティちゃんの声がAI化する可能性が話題になりました。新時代の始まりを感じますね。
事実6:Z世代ターゲット戦略への転換
サンリオは「ファミリー層からZ世代へ」とターゲットを変更。キティちゃんの声を刷新して、若い世代にアピールしようとしています。
事実7:他のサンリオキャラクター声優も一斉交代
キティちゃんだけでなく、ミミイやダニエルも同時期に声優が交代。陰ではサンリオ全体で大規模な刷新が進められていたようです。
ファンの反応と今後のキティちゃん

SNSで広がった批判と擁護の声
声優交代のニュースが広がると、SNSでは批判がたくさん上がりました。
特に動画削除には「歴史を消すな」と怒る声が。一方で「新しい声もいいよ」という擁護もあり、ファンの意見は分かれています。サンリオは公式説明を避け続けていて、これは「夢を守る」姿勢から来てるんでしょうけど、今の時代には合わないと感じる人も多いですね。
新時代のキティちゃんが目指す方向性
サンリオが目指すのは「国内から世界へ」「ファミリー層からZ世代へ」「AIとの共存」です。キティちゃんは世界で愛されるキャラクターとして、若い世代に新しい魅力を届けます。AIが進化すれば、ユーザーごとに違う声のキティちゃんが楽しめる日も来るかもしれませんね。
林原めぐみの声優人生とキティちゃんの思い出
林原さんは「エヴァ」の綾波レイや「ポケモン」のムサシ、「コナン」の灰原哀など、すごいキャラクターをたくさん演じてきました。その中でもキティちゃんは特別で、「33年間夢を与えられたことを誇りに思う」とブログで語っています。サンリオの対応にがっかりしたファンも、林原さんの功績には感謝の気持ちでいっぱいです。彼女のキティちゃんは、ずっと心に残りますね。
キティちゃんはこれからも進化します。
でも、林原さんが33年間演じたキティちゃんは、ファンの記憶の中で永遠に輝き続けるていくことでしょう^^
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